学童保育・放課後スクールと言えば、保育園や幼稚園等以上に地区や施設によって条件やルールが異なるため、情報を集めるのが困難と言われています。
そんな中、学童に頼らずに何とか小1の壁を乗り切ったまみママに話を伺いました。
ママprofile
まみママさん(仮称)
高岡市在住、野村小校区。
夫と子ども2人(小3、3歳)の4人暮らし。会社勤めをしながらも、自営業も営むワーママ。富山市から高岡へ嫁いで、高岡市の中でも児童が多いと言われる校区で暮らしている。
学童保育に入るための優先順位
長女が年長だったころ、当時は自営業として開業したばかりだったまみママ。これから本腰入れて頑張るぞと思っていたものの、学童保育の説明会に参加して愕然とします。
それは、学童保育は
● 同じ学区内に祖父母が住んでいる場合
● 自営業・パート勤務の場合
については優先順位が下がると言われたためです。それでも「もしかしたら!」と望みをかけて、申し込むものの、申し込みの時点でアウト。学童保育を断られてしまします。
ただ、まみママさんは①②両方に該当していたこともあり、「仕方ない」と納得することにしたそうです。
義両親に協力してもらおうと決意!
その際に決めた5つのルール
運よく徒歩数分のところに義両親が住んでいたことと、義母が在宅していることが多かったこともあり、義両親に頼ることに。ここでまみママは、お願いをしている以上、迷惑をかけないようにいくつかのルールを自分の中で決めたそうです。
① 義両親の教育方針には口出ししない。
② 義両親の都合の悪い日=子どもを見れない日を予め聞いておく。(仕事の調整をする)
③逆にお願いされたことは必ずやる。
④素直になんでも話す。
⑤感謝の気持ちは大げさなくらい伝える。
そうして、新1年生生活が始まります。
しかし、ルールを決めたからといって、すぐに上手くいくわけではありません。1度大きな喧嘩になったこともあったそうです。
「あの時の喧嘩は、気を遣いすぎて私自身が無茶しすぎていたせいだったなぁと思います。私が無理をすればするほど、家族に負担がかかることが後に分かり、それ以来、無理なことは無理と割り切って義両親や夫に相談しながら一番うまくいく方法を探してやりくりしています。」と教えてくれました。
小1の壁を乗り切るために
前述の通り、「自分だけが我慢しよう」とか「無茶してでも周りに迷惑をかけないように」ということは、却って『お互いに何を思っているのか分からなくなり、ギクシャクする原因になる』ので、大切なのは、素直に頼ったり、お願いすることが欠かせないようです。
確かに、血はつながっていないとは言え、家族ですから、頼られなかったらそれはそれで寂しかったりしますよね。
また、ママ自身の帰る時間が普段より遅くなることも多々あったことから、夏休みをきっかけにキッズケータイを購入し、ママ自身の帰宅時間に合わせて、「今日は自宅へ、今日は祖父母の家へ」と連絡を取り合えるようにしているそうです。
特に1年生の間はママ自身も早く帰宅できるときには、次女が保育園に迎えに行くまでの間、長女と2人だけの時間を持つように心がけていたそうです。ゆっくり長女と話ができたり、宿題を見れたりした時間は、大変だった小1生活の中でも今から思えば貴重な時間だったと振り返りました。
自営業者はよく「時間のコントロールが自分でできるでしょ」と思われがちですが、生活はもちろん、仕事における信頼もかかっているので、そんな簡単な話ではありません。それでも早く帰れる日は帰るようメリハリをつけることで、逆に子どもとの貴重な時間を作れたという発想の転換にハッとさせられる取材の時間でした。
※ワーママナレッジの記事はあくまでも一例です。このやり方が必ずしもうまくいくとは限りません。ただ、先輩ママの成功事例を知ることで、手段や選択肢が増え、ワーママの悩みが少しでも早く解消されることを願っています。

mamaskyドイ

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